以前は、高血圧の中で原発性アルドステロン症が原因なのは1%程度と言われていました。

しかし、実際に高血圧の患者さんのアルドステロンなどを測定してみると、実は5~10%ほどを占めることが分かってきました。

原発性アルドステロン症があると、将来 脳出血や心筋梗塞の危険を高めると言われています。

一度は原発性アルドステロン症がないことを確かめておいた方が良いでしょう。

原発性アルドステロン症は、体に塩分をため込む「アルドステロン」という物質が勝手に作られてしまう病気です。

アルドステロンが作られる「副腎」という臓器に良性の腫瘍ができたり、両方の副腎が大きくなってしまったり(過形成といいます)することで、アルドステロンがどんどんできてしまいます。

そして 塩分をそんなに摂っていなくても、身体から出て行かないので塩分が多くなってしまいます。

結果として血圧が上がってしまうのです。

当院で行う検査としては、30分ほど横になって安静にしていただいた後、PRA(血漿レニン活性)、アルドステロンの2項目を採血で測定します。

その比が大きいと、原発性アルドステロン症が疑われます。

次に設備の整った病院で腹部CTの検査を受けていただき、腫瘍があるのか過形成があるのかを検査します。

腫瘍があれば切除する場合があります。過形成なら、アルドステロンの作用と反対の作用を持つお薬を飲んでいただきます。