以下の文章の音声朗読です。
「健康診断で『コレステロールが高い』と言われて、高脂血症の薬を飲んでいます。友達は『中性脂肪が高い』と言われて似たような薬を飲んでいます。
以前は『高脂血症』や『高コレステロール血症』と言われたし、友達は『高中性脂肪血症』と聞いています。
どう違うのでしょうか?」
こういう質問をよくいただきます。
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以前は「高脂血症」「高コレステロール血症」「高中性脂肪血症」と呼ばれていました。ところが、コレステロールの中にはHDL-コレステロールのように、高い方が良いコレステロールもあります。
そのため、「高・・・」と名前を付けると、決して病気ではないのに病気のように見えてしまう場合が出てきます。
このため、「高」「低」で病名を付けるのではなく、「脂質異常症」と呼ばれるようになりました。