成長が終わる壮年期以降に、成長ホルモンが出続ける病気です。
骨が長く伸びていかないため、太くなったり歪んでしまいます。
症状として「指輪のサイズが大きくなった」「靴のサイズがおおきくなった」
と言われる方が多いです。
骨だけでなく皮膚など柔らかい部分も大きくなるため、目に見える部分では「唇が分厚くなった」「鼻が大きくなった」など容貌の変化が見られることがあります。
その他、糖尿病や高血圧症の原因ともなります。
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原因は、脳の「下垂体」という部分に腫瘍ができて、そこから勝手に成長ホルモンが出されます。その結果、不必要に体のいろいろな部分が大きくなったり、代謝が盛んになったりします。
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治療は成長ホルモンが出されるのを抑える薬、あるいは下垂体の腫瘍(下垂体腫瘍)を手術で取り除くことが行われます。