以下の文章の音声読み上げです。

高血圧症の基準は、上の血圧が 140mmHg以上、あるいは下の血圧が 90mmHg以上です。上の血圧のことを収縮期血圧下の血圧のことを拡張期血圧と言います。

血圧を何回も測ると、測るたびに上の血圧が低くなることを経験される方が多いでしょう。血圧を測ると思っただけで何となく緊張しているため、測っているうちに落ち着いて血圧が下がるものです。

2回測った場合の平均を計算して記録することが理想ですが、日常生活ではなかなか煩わしくてできないでしょう。

当院では血圧手帳をお渡しして、2回とも記録していただいています。

これでおおまかな傾向を見ることができます。

血圧は肘のところで測る方が正確な数値が出るようです。

マンシェットという輪になった帯を巻く場合は、指が1~2本入る程度に緩めに巻いてください。きつく巻きすぎると、血圧が高く出ることがあります。また、ダウンやセーターなど分厚い衣類の上に巻いても、血圧が不安定になることがあります。

忘れてはいけないのが、最初の血圧が極端に高い場合は、やはり高血圧である可能性があることです。