治療は食事療法と運動療法が基本になります。
当院には管理栄養士が常駐しております。まずは食事と運動に気を付けて頂き、できるだけ薬を使わないで血圧をコントロールすることを目標にしています。
・食事療法
和食は非常に健康に良い食事ですが、塩分だけがどうしても多くなります。
世界的には塩分は１日5g が目標になっていますが、和食ではあまりに味が薄くなってしまうので、日本では１日6gが目標になっています。
・運動療法
体重を1kg減らすと、上の血圧が4mmHg下がると言われています。
ただし、血圧が高い状態で急に運動を始めると脳血管や心臓の血管に負担がかかり、脳出血や心筋梗塞の原因になります。
運動療法を始める前に、主治医とよくご相談ください。
・薬物療法
食事と運動でどうしても血圧が下がらない場合、薬を飲み始めます。
高血圧症は、同じ薬をたくさん飲むよりもいろいろな種類の薬を組み合わせて飲んだ方が良いと言われています。
皆さんの身体に合ったお薬を飲みましょう。
薬の種類などについては次項で解説します。
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