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糖尿病と聞くと、食べすぎや運動不足が原因の病気を思い起こされる方が多いでしょう。しかし、糖尿病には食事や運動と関係のない種類があります。

血糖を下げる「インスリン」というホルモンを作る細胞が膵臓にあります。

1型糖尿病は、この細胞を免疫が間違って攻撃してしまうため、インスリンが作れずに血糖が上がってしまう病気です。

病気が発症する原因ははっきりしていません

ある程度のスピードで病気は進みますが、病気がゆっくり進む「緩徐進行型1型糖尿病」、急激に進む「劇症型1型糖尿病」など病気の進み具合でさらに分類される場合があります。

いずれにしても、食事や運動と関係なく免疫が誤ってインスリンを産生する細胞を攻撃してしまうため、厳格な食事療法や運動療法は必要ではありません。

もちろん暴飲、暴食はどんな時でも控えるべきですが、若くして発症してしまうこともあるため、成長期などにおいてはしっかり必要な食事を摂り、必要なインスリンを打つことが大切になります。