そもそもコレステロールってなに? その4
血管という水路の中を、「VLDL(超低比重リポ蛋白)」というコレステロールと中性脂肪でできた油の球が流れています。
この球が身体中に中性脂肪を配って回ります。
だんだん中性脂肪が減ってくると、ちょっと重くなって名前が「LDL(低比重リポ蛋白)」という名前に変わり、中性脂肪を配る役目が終わります。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
水という、相性の悪い相手の中をかいくぐり、身体中に大切な中性脂肪を一生懸命配り、その役目を終えた油の玉・・・この頑張り屋さんが、世に言う「悪玉コレステロール」なのです。
ちょっとかわいそうに思います。
でも、どうして「悪玉コレステロール」の悪名を付けられてしまったか、次回説明します。