甲状腺の病気 ~内分泌の病気 その 3~
前回のつづき
前回は甲状腺の機能が進んでしまう病気について説明しました。
今回は甲状腺の働きが弱くなる病気について説明します。
甲状腺機能低下症 あるいは病気の発見者の名前で「橋本病」と言われます。
人間の体は常にいろいろなものが合成されたり、分解されたりしています。
これがとどこおってしまうと、不用なものが体のいたるところに溜まってしまいます。
前回の甲状腺機能亢進症でもお話しましたが、心臓は甲状腺の機能が進んでいても、低下していても悪い影響が出ます。
甲状腺機能低下症でも心臓に負担がかかり、寿命が短くなると言われています。
足りない甲状腺ホルモンを飲み薬で補って、適度な量に調整しておくことが大切です。