「高いから低く、低いから高く」ではなく。

医療というのは、どうしても「正常値」に戻そうとしてしまいます。

血糖が高ければ低く、ほかの数値が低ければ高く・・・

血糖が高いと、どうして良くないのでしょうか。それは、全身の血管がいたんでしまうからです。

血管がいたむと血液の流れが悪くなり、身体のあらゆる場所に酸素や水分など、必要なものが行き渡らなくなります。

時には血管が詰まったり破れたりして、その先に血液が全く流れなくなります。

道路で言えば、渋滞や事故を引き起こしてしまうようなものです。

脳や心臓に血液が急に流れなくなると、命に関わることになります。

そうならないように、血管をいためないことが治療の目的です。

血糖値を下げるのは、その手段なのです。

皆さんが目的と手段を混乱されないように、内科医としてじっくり、何度も説明するつもりです。

春日市にある糖尿病内科

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