糖尿病性神経障害 ~ あなどれない合併症(4)

前回のつづき

多くの場合、ばい菌に感染しても、抗菌薬(以前は抗生物質と言っていました)の投与を受ければ治ります。

ところが、感染が骨の中まで達してしまうと、抗菌薬がそこまで到達しないので非常に効きにくくなります。

その結果、感染した周囲が大きくダメージを受けて死んでしまいます。これを「壊疽(えそ)」と呼んでいます。

こうなると足を切断するしかありません。

また、感染するばい菌によっては非常に速いスピードで皮膚や筋肉に広がり、数日で命を落としてしまうケースもあります。ガスを発生しながら広がるので、「ガス壊疽」と言われています。

「糖尿病では死なない」、そう思っておられる方も多いかと思いますが、この「ガス壊疽」といつかの機会に触れようと思っています「糖尿病性ケトアシドーシス」は、急速に進んで命に関わる病気です。

糖尿病性神経障害は、感覚がなくなる(痛みを感じなくなる)ことにつながり、ひいてはばい菌を急速に増やす原因となります。

あまりピンとこない合併症かもしれませんが、あなどれない合併症なのです。

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