食事のことがラッセルの「幸福論」に書いてありました。
数学者で哲学者のバートランド・ラッセルという人が書いた「幸福論」を読んでいます。
人はどうしたら幸福になれるか、についての考えが書いてあります。
文脈がちょっと違うし長いんですが、引用します。
ふたたび悪との戦いに突入するのに必要な体力をつけるためだけに滋養物をとる、ということもできないわけではない。 しかし、こんな動機で食べた食べ物がちゃんと消化されるかどうか、疑わしい。唾液の分泌が十分に刺激されないにきまっているからだ。だから、(中略)人間、食事が楽しいから食事をするというほうがいいのである。 (ラッセル 幸福論 岩波文庫 p.132)
糖尿病に当てはめると、「食事療法をしないといけない」、という義務感でご飯を食べてもおいしくないでしょう。
食事を楽しみながら、ちょっとだけ糖尿病のことに注意が向けられればいいですね。
幸福になるために糖尿病の治療をしているのですから。