そもそもコレステロールってなに? その6
(前回の続き)
ところがこのLDLコレステロール、多くは肝臓に戻ってまた油を配る球にリサイクルされるのですが、食べ過ぎたり、体質により一部血管に残ってしまいます。
生活習慣病は、全身の血管がいたむ病気でしたね。
そう、この血管に残ってしまったLDLコレステロールが血管をいたませてしまうのです。
血管(特に動脈)に油(脂肪)がこびりつき、動脈が狭くなり、詰まったり破れやすくなったりします。「動脈硬化」などと言われます。聞かれたこともあるでしょう。
こういう理由で、残念ながらLDLコレステロールは「悪玉コレステロール」と言われるのです。
続く