糖尿病性腎症 ~ 「見えない」糖尿病の「見えない」合併症(1)

糖尿病は、症状のない病気です。知らないうちに病気が進んでしまいます。

「のどが渇く」、「水をよく飲む」、「おしっこの量が多い」この3つが糖尿病の特徴的な症状ですが、これらが現れた時にはすでに糖尿病はかなり進んでしまっています。

そんな見えない糖尿病のもとで、さらにいつの間にか進んでいるのが糖尿病性腎症です。

小さな血管がいたむのが糖尿病の特徴で、その小さな血管が多い臓器の代表が腎臓だからです。

腎臓は、血液から老廃物を漉(こ)し取り、おしっことして排泄します。小さな血管が集まって緻密な構造を作っています。

糖尿病腎症は漏れてくる蛋白の種類や量、温存されている腎臓の機能により第1期から第5期まで分けられています。

そして一番の特徴は、糖尿病になった時点で「糖尿病性腎症 第1期」と診断されることです。

このあたり、腎臓専門の先生が「糖尿病の患者さんは腎臓がいたんでいないかよく注意してくださいね」、とメッセージを送っておられるような気がしています。

次回は、具体的に糖尿病性腎症のお話をします。

つづく

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